お知らせ
厚生労働省科学研究「高齢者がん診療指針策定に必要な基盤整備に関する研究」について
当科吉田教授が企画立案した研究案がこの度、厚生労働省科学研究の一環として採用されました。
日本において高齢化は急速に進行しておりますが、がん治療専門家も高齢がん患者さんの治療方針に苦慮しています。この研究は、高齢がん手術患者に対する適切な治療前評価に基づいた治療指針確立のための本邦初の全国調査です。
詳細は下記を参照いただき、多くの先生方の協力をよろしくお願い申し上げます。
高齢者がん医療協議会 外科委員会 調査研究担当 吉田好雄
厚生労働省科学研究 がん対策推進総合研究事業 研究代表者/協議会議長 田村和夫
「高齢者がん診療指針策定に必要な基盤整備に関する研究」
アンケートのお願い
皆様もご存知の通り、本邦の高齢化は急速に進行しており、がんの平均発症年齢は60歳を超え、がん死の85%は65歳以上が占めています。高齢者では生理機能の低下や合併症・併存疾患により、治療効果の減弱や、有害事象が増加する傾向にあります。高齢がん患者の対応に多くの腫瘍専門医、特に腫瘍外科医が苦慮する機会も増加しており、高齢がん手術患者に対する適切な治療前評価に基づいた治療指針の確立が急務と考えます。
本研究では全国がん拠点病院を対象に大規模アンケートを実施します。65歳以上の高齢がん手術患者における外科治療の現状と問題点を明確化し、高齢者がん手術患者に対する治療指針を作成するための基礎データ作成を目標とする本邦初の全国調査です。本研究は2018年度厚生労働科学研究費補助金、がん対策推進総合研究事業の研究助成を得ており、研究内容は福井大学医学部倫理委員会の承認を得ております。
アンケートはAとBの2部構成となっており、アンケートAでは各施設で悪性腫瘍手術を行う外科系診療科を対象に、高齢がん手術患者診療状況に関する概要を質問項目として設定しています。診療科ごとの診療方針に関するものが主体で特別な調査を要するものではありません。所要時間10分程度です。
アンケートAの回答は、
URL https://dews.jp/koreisha/q1.php?i=f683cb91ae5685bfe9f8f1157cd61e15
よりお願いします。
アンケートAの回答締め切りは2020年7月27日(月)までです。
アンケートAに回答いただきましたら、より詳細な調査、アンケートBへのご協力を検討ください。より具体的に診療内容をお聞きすることになります。手術記録の調査が必要になる診療科もあるかと思います。
今後の高齢者がん医療の基盤となり得る大規模調査です。お忙しい中恐縮ですが、是非ご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。
《研究事務局》
厚生労働省科学研究 がん対策推進総合研究事業
「高齢者がん診療指針策定に必要な基盤整備に関する研究」
担当:安部元子、生駒規子
E-mail:nikoma@fukuoka-u.ac.jp
《問い合わせ先》
〒910-1193 福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3
福井大学医学部附属病院産科婦人科
担当:井上大輔
電話:0776-61-8392
E-mail:obgyn@med.u-fukui.ac.jp
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